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ネタ記録帳。オリジでも二次でも何でも。
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『――こうして、お姫様は幸せになりました。めでたしめでたし』

おとぎばなしがそんな結末ばかりではないと気づいたのは、いつだったろうか。
育ての親である青年が子守唄代わりに話してくれたのは、幸せな、心が温まるような話ばかりで、切なくなるような、哀しい結末のものはなかったように思う。
彼なりに気を遣ってくれていたのかもしれない。
お世辞にも幸福とはいえない身の上の自分が、せめて夢の世界では幸せであるようにと。

『ねえ、おひめさまはずっとずっと、しあわせにくらしたの?』
『ええ。王子様と一緒に、ずっと、幸せに暮らしたんですよ』
『じゃあ……わたしもおひめさまだから、いつかしあわせになれるのかな?』
『――そうですね。きっと、幸せになれると思いますよ』


「……うそつき」

こんなことになるなら、気遣いなんていらなかった。
哀しい話をして、この切なさに耐えられるだけの強さを、与えて欲しかった。
かの人は、ずっと、ずっと――最後まで、残酷なくらい優しくて。
別れの時には、顔すら見せてくれなかった。
引き止める言葉をかける隙も、与えてくれなかった。

――あなたがいなくちゃ、私は幸せになんてなれないのに、どうして。

心の中で呟いて、風に揺れる青い髪を思い出す。
こぼれた雫の落ちる音が、静かな空間に波紋を広げた。

―――――――――――――

たまには風←千。
悲恋ルートですが。
誰かの膝に座ってお話を聞くちび千尋ちゃん妄想が止まりません。
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「これでよしっ……と」
「――千尋、進み具合はいかがですか?」
「風早! 今ちょうど終わったところなの。綺麗になったでしょ? あ、まだ窓はやってないんだけど」
「窓は後で俺がやりますから、この部屋はもういいですよ。次はお風呂場の掃除をお願いできますか?」
「うん、任せて!」
「俺は台所とリビングを片付けてしまいますね。ひと段落したら、おやつにしましょう」
「ほんと!? じゃあ急いで終わらせなくちゃ」
「ああ、慌てないでいいですよ。今、那岐が買い出しに出かけたばかりですから」
「え、那岐、もう自分の分担場所終わったの!?」
「ええ。まあ……那岐は物をそんなに持っていないですし。さっさと終わらせてベッドに転がっていたので、年始の料理に使うものを買ってくるようにお願いしたんです」
「そっかぁ……じゃあ、しっかり綺麗にしてくるね」
「お願いします。あ、何かあったらすぐに言ってくださいね。転んだりしないように」
「うん、ありがとう。じゃ、また後でね!」

――――――――――――
葦原家の年末。
風早は絶対三角巾+マスク+ エプロン+はたき装備だと思います(え)
※ちょっと忍人さんルートネタバレ含むので、たたみます。
みないで、みないで、私をみないで、お願い。

今あなたの顔をみてしまったら、きっと何もかも忘れて追いかけてしまうから。
今がどんな状況かも忘れて、泣いてしまうから。

だから、どうか、私の方をみないで。
振り返らないで、どうか、前をみていて。
私に気づかないままでいて。

――――――――――――

そんな葛藤を抱える神子様も好きです(え)
訂正。
そんな葛藤を抱えながらも、信じた道をまっすぐに進んでいく神子様が好きです。
すべてを知った我が君によって未来を切り開いたいつかの自分よ。
どうやらそれも、私の知らぬところで、伝承に組み込まれていたらしい――。
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