×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
――いつか、ふたりで、桜を見に行こう――
薄紅の欠片がはらはらと舞う中、顔を空へと向ける。
妙な懐かしさを覚えて、忍人は首を傾げた。
散る薄紅と、その向こうに見える蒼。
ただそれを見上げている自分――。
彼女と桜を見た日から、何度となく感じ続けている既視感が、心の内に滑り込む。
何かを伝えたくて、伝えられなくて、満たされないまま空に消えた言葉。
果たしたくて、果たせなくて、遠くなる声に呟いた謝罪。
――約束だ。いつか――
記憶にない自分の声が、脳裏を掠めて消えていく。
この声の正体がわかったら――君に、告げようか。
君を愛しく思う、と。
――――――――――――
大団円ルートおしちひ。
というか将軍の独白。
例え覚えていなくても、魂に刻まれた記憶は消えていない、と思うのです。
薄紅の欠片がはらはらと舞う中、顔を空へと向ける。
妙な懐かしさを覚えて、忍人は首を傾げた。
散る薄紅と、その向こうに見える蒼。
ただそれを見上げている自分――。
彼女と桜を見た日から、何度となく感じ続けている既視感が、心の内に滑り込む。
何かを伝えたくて、伝えられなくて、満たされないまま空に消えた言葉。
果たしたくて、果たせなくて、遠くなる声に呟いた謝罪。
――約束だ。いつか――
記憶にない自分の声が、脳裏を掠めて消えていく。
この声の正体がわかったら――君に、告げようか。
君を愛しく思う、と。
――――――――――――
大団円ルートおしちひ。
というか将軍の独白。
例え覚えていなくても、魂に刻まれた記憶は消えていない、と思うのです。
PR
この記事にコメントする