光り輝く物語

あたたかい波の狭間で、意識が漂っていた。

行け――行かなければならない。
この愛すべき世界を守るために。

何かに急かされるまま、揺りかごの波を飛び出す。
目を開けば、見えるのは蒼い空と海、そして緑の大地。

ここが――

――グラニデ――
――あなたの守る世界――

遠く誰かの声を聞きながら、落下していく感覚に目を閉じ、意識を手放す。

――かくして、世界の守り手は大地へと降り立ったのだった。

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レディアントマイソロジー主人公ネタ。
二次に分類されるのか、一応……？

言葉の先

最果ての場所より降り注ぐ光を、何度も見てきた。
その光を、ひとは時に歓迎し、時に拒絶した。
希望と絶望。喜びと憎しみ。
同じものに対する感情なのに、ひとは自分が置かれている状況でそれを一変させる。
それは、あまりにも勝手すぎるのではないだろうか。
思うまま師に対して言葉をぶつけると、彼はこともなげにこう言い放った。

「人間とは、そういう生き物ですよ」

そして私もあなたも、自分勝手でわがままな人間なんです。

崩れることのない微笑から、彼の感情を読むことはできなかった。





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某夢設定ＳＳＳ。
こんな短いやりとりが好きです。

とりあえず俺屍はこっちのカテゴリで

『君の名は』


――あなたの名前を決めなくちゃならない。

腕の中で、抱きしめた温もりが微かに動いた。
綺麗な――ひとと神の血を引く、綺麗な、不思議な、髪の色。

「――決めたわ」

音を、紡いだ。
こんな運命に産み落とされたあなたへの、最初で最後かもしれない、贈り物を。


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初代と最初の子ども。
うちの一族は、初代様よりその子達の方が受難にあったり切迫してたりします。
初代がのんきすぎるんだろうか……。